2013年11月3日日曜日

年間第31主日 「イエス様とザアカイ」

今日の主日ミサは森田神父様の司式でした。


今日の福音書(ルカ 19・1-10)では、イエス様がエルサレムに向かう旅の途中で立ち寄ったエリコの町での、イエス様と徴税人の頭であったザアカイとの出会いが書かれています。

主日ミサでの森田神父様のお説教の一部をご紹介します。


今日の福音に登場する徴税人のザアカイは、その職業ゆえ周りのユダヤ人からも罪人のレッテルを貼られ、当人もそのことに半ば諦め、開き直って生きていたことと想像されます。そのザアカイは、自分と同じ徴税人であったマタイを弟子に持ち、人々に対して罪の赦しを行っているというイエス様の噂を耳にし、イエス様が近くを通り過ぎるようとした時、一目見ようと桑の木に登りました。
その時のザアカイの心情は、興味本位なものなのか、イエス様が本物かどうか見定めてやろうとするものであったのか、それとも心の底から罪の赦しを得て救われたいという思いであったのかは想像するしかありません。
木に登っているザアカイにイエス様は言われました「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」こうしてザアカイはイエス様に招かれることになりました。
今日の福音にあるこのような神様の慈しみは、「見失った羊」(ルカ 15・4-7)でも同じように書かれています。
私たちが神様に招かれるきっかけには、神秘性を感じるものがあります。
私の身近でも、そのような方々を多く知っています。
不完全なものとして神様に招かれた私たちが、罪人にも赦しを与えるイエス様の慈しみをとおして、少しでも完全なものに近づいていくことができるようつとめてまいりましょう。


秋が深まって来ました。体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

教会の敷地の木々も色付きを見せてきています。



お知らせ
11月10日(日)は秋の大掃除です。聖堂床のワックスがけも行います。多くの皆さまのお手伝いをよろしくお願い申し上げます。