主の晩餐の夕べのミサは最後の晩餐を直接記念するものとして必ず夕方に行われます。
この日のミサは、地主司教様、久保寺神父様、中江神父様で司式されました。
第2朗読は、出エジプト記(12・1-8、11-14)が朗読され、イスラエルの民を虐げていたエジプトに裁きを下すため、神がモーセとアロンに過越の儀式について示されます。
福音朗読では、ヨハネ福音書による最後の晩餐の最初の部分が読まれました(ヨハネ18・1-19・42)。イエスが弟子たち前にひざまずき彼らの足を洗い、互いに愛し合うことの範を示されました。
この最後の晩餐で、イエス様は7つの秘跡のうち「聖体の秘跡」と「叙階の秘跡」の2つを制定されました。
ミサ閉祭の代わりにカテドラルホールで聖体安置式が行われ、
聖体が聖櫃から仮祭壇に安置されました。
主の受難とその死を思い起こし、その悲しみの表現として、
十字架と御像には紫の布が被せられました。