今日の典礼は、「地の塩」、「世の光」がテーマになっています。
祐川神父様のお説教の一部をご紹介します。
『フィリピン滞在中に地元の高校の先生から次のようなお話を聞きました。
高校生の男の子がある日うれしそうにしていたので「どうしたの?」と聞いてみたところ、父の違う面を発見したとのこと。
それは、朝食の時、父に「仕事は9時からなのに、どうしていつも早めに家を出るの?」と聞いたところ、「仕事の前にミサに与るためだよ」という答えが返ってきたそうです。その後、父と一緒に主日ミサで教会に行った際、教会でアンケートを取っていて、「あなたが朝のミサに来る理由は?」という問いに、こっそり覗いた父の回答には「息子の模範になるため」という内容が書かれてあったそうです。
今日の典礼のテーマは、「地の塩」、「世の光」についてです。マタイ福音書(マタイ5・13-16」ではイエスは弟子たちに「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である」と言います。これは、「そうなりなさい」ということではなく、あなた方は既にそうなっているのだよ、と。さらに「人々が、あなたがたの立派な行いを見て、・・・」と続けられますが、”立派な行い”とは、決して人に見せびらかしたり、自慢したりするためのものではなく、心からのものなのだということを教えてくれます。今日の第一朗読(イザヤ預言書 58・7-10)にある、主が言われる断食とは、形式的な行為としての断食ではなく、同胞に助けを惜しまない行為のことです。マザーテレサの行いも「地の塩」、「世の光」になりたいという純粋な心からのものでしょう。
札幌教区の信徒の皆さんの中にも、表には出て来ないけれど、人目に付かず奉仕いただいている方々がたくさんおられます。今日のみ言葉の意味を今一度考えてみる日としましょう。』
ミサの後、恒例の「雪割り」を行いました。
寒い中、英語ミサの方々も多数お手伝い下さいました。ベトナムの方、韓国の方など。
雪割の後、D地区の皆さんが用意してくださった熱々の豚汁をいただきました。
皆さん大変お疲れ様でした、そして有難うございました。