2014年3月9日日曜日

3月9日(日) 四旬節第1主日 - 悪魔と戦争 -

四旬節最初の主日です。今日のミサ司式は、ケン・スレイマン神父様でした。この教会で司式するのは初めてだそうです。
ミサの中でお二人の求道者の洗礼志願式が行われました。


ケン神父様のお説教を紹介します。(事前に配られた原稿から抜粋)

『 皆さんおはようございます。2014年の四旬節、いらっしゃいませ。
今日の福音の中で、イエス様と悪魔が出会うことを読んで父の懐かしいことを思い出しました。1年前に父は天国に行きました。とても楽しい父でした。私には兄弟が7人いて弟が2人です。父は私たち息子たちの楽しみのために、自分の趣味を体験させてくれました。父の趣味の一つに、有名な戦争の場所に行ってその戦争の説明をして、それを感じることがありました。彼はアメリカのカトリック系のボストン大学に通っていた時に、歴史を勉強し、戦争についての興味が深くなりました。なぜならば、私の家族の歴史に戦争も関係あるからです。父のおばあちゃんがフランスのマリーアントワネットの親戚です。皆さんご存知だと思いますが、彼女は子供たちの命を守るために、フランスからスコットランドに送りました。
 その後で、スコットランドからカナダに移民しました。当時、カナダでスコットランドからのフランス系移民は、イギリス系移民と誰がカナダでリードするかのことで戦争になりました。
戦争の中で、私の親戚は大切なリーダーをしました。私の父はその歴史についてとてもプライドを持っていて、私が子供頃、毎年ニューヨークからカナダへ行って、私たちに戦争のことについて話してくれました。私も父の趣味から、家族のプライドと戦争について感心を持っています。この話と四旬節第1日曜日にどのような関係があるでしょうか?
 今日の福音(マタイ4・1-11)の中で、イエス様と悪魔は戦争の雰囲気を表しています。悪魔がイエス様に色々誘惑を通して乗り越えるために頑張っていました。でも、イエス様が一つずつ無視して、最後にイエス様が戦争に勝利しました。よかったね。
 皆さん、先週灰の水曜日から四旬節が始まりましたね。四旬節は40日間です。これは、イエス様の砂漠の中で悪魔と戦争を40日間マネするためです。イエス様と同じように私たちは、悪魔の誘惑を退けるために頑張らなければなりません。
 四旬節の中で私たちの中の魂の状況を清めるために頑張ります。もちろん、昨日より今日がもっといい自分になるために弱さを認めることが大切です。そして、もっと良くなる為に悪魔に従うのではなく、この40日の中でイエス様に従いますね。
 7世紀から四旬節の文化が今のようになりました。そして、自分の魂を清めるために、祈り・断食・施しを行います。
 祈りは、神様の存在とコミュニケーションするためにします。祈りを通して私たちは霊的な栄養をいただきます。神様の喜びを受けます。四旬節は他の人々を助ける目的もありますが、自分も助けるために祈り生活大切です。良いキリスト信者になるために祈りは空気と同じくらい大切です。歴史の中の有名な聖人達はみんな祈りの立場から施しを行いました。マザーテレサもです。
 断食は、食べ物だけを断ることではありません。例えば、テレビ・インターネット・電話・パチンコ・映画・レストラン行くことなどの娯楽や、憎しみ・悪口などもしないで、代わりに祈ったり、その娯楽に使うお金と時間を人を助けるために使うことを教会は勧めています。
 施しは、現在のフランシスコ教皇様の特徴です。彼は、口だけではなく、行いをするかっこいい教皇様ですね。彼は、教皇様になってから、色々な愛の業を通してイエス様の心を示しました。
 彼の模範を見て私たちはプライドを持っていますね。そして、イエス様の御言葉を思い出しますね。
 マタイによる福音25章40節の中でイエス様は、「はっきり言っておく。私の兄弟であるこの最も小さな者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである。」ですから、施ししながら、イエス様へもっと従うことができるでしょう。どうぞ皆さん、一人一人の場所から人々のニーズを満たすために頑張りましょう。
 2000年前にイエス様は当時の人を満たしながら喜びを与えたように、私たちも人々の人生に喜びを照らしましょう。
 四旬節の言葉は、英語で「Lent」です。これは古い英語です。その意味は、Springtime(春の時)の意味を含んでいます。
 札幌信者の皆さん、特に私たちはスプリングタイム必要です。雪多いでしょう。どうぞ皆さん、祈り・断食・施しを通して、札幌に早く春が来るよう頑張りましょう。ありがとうございます。』


神父様のお説教の後、洗礼志願式が行われました。


洗礼志願式に臨まれるお二人(中央の左が川口さん、右が石川さん)


ケン神父様からは、「お二人が、神様のかわいい娘達となれますように」
そして、何度もお二人に「がんばってね!」と温く声をかけられていました。