来週はミサの後11時からカトリック北一条教会のチャリティバザーが行われます。
出店はもちろんのこと、パイプオルガンのミニコンサートや聖園幼稚園の子供たちの出し物もあります。
一般の方々も大歓迎です。たくさんの皆さまのお越しをお待ちしています。
今日のみ言葉では、ペトロの信仰告白の場面が語られました。
私たちも自分の言葉で「イエスはどのような人なのか」ということを現すことができるようになりたいと思います。
後藤神父様のお説教をご紹介します。
『先週の日曜日は聖母被昇天のお祝いが行なわれました。
イエスの死と復活の後、マリアは聖ヨハネの元で使徒たちに守られて生活していたと言われており、その後、肉体と魂を伴って天に上げられました。
このことをお祝いする聖母被昇天の祭日は、今から64年前の1950年にピオ12世によって制定され、それほど古い祭日ではありません。
先週はまた、北一条教会では4名の子の初聖体という喜びの日でもありました。
その祝賀会では、初聖体を受けた子供たちが唱えた信仰宣言が大変立派であったことにとても感動しました。まさに、守護の天使がこの教会に降りてきたと感じるような出来事でした。
この感動と喜びは、教会学校のリーダーたちのおかげだと感謝しています。
今日のみ言葉で皆さんは何を感じたでしょうか?
今日のみ言葉は信仰告白がテーマになっています。
ミサの中で私たちは何度も信仰告白を行い、聖体へと近づいていきます。
今日の福音(マタイ16・13-20)の舞台であるフィリポ・カイサリア地方は、異教礼拝が盛んに行われていた場所です。紀元前20年にヘロデ大王は、この地に大理石の神殿を築きローマ皇帝の像を建てました。
このような地を訪れたイエスは、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」と弟子たちに尋ね、メシアに対する間違った信仰を言わせます。それは弟子たちの答えた、メシアとは洗礼者ヨハネ、旧約の預言者エリヤ、預言者エレミア、預言者の一人、という答えにありました。
そして、「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか」というイエスの問いかけに対してペトロが答えた「あなたはメシア、生ける神の子です」という信仰告白によって、正しい信仰とは何かを明確に表しました。
ペトロはイエスと出会ってからずっと一緒に過ごし、様々な奇跡を見聞きしてきました。イエスがヨルダン川で洗礼を受けたときに聞こえてきた天からの声、イエスが行った奇跡の数々、湖の上を歩いていたときに沈みかけたこと。それらの全てがこの時のペトロの信仰告白に繋がっていたと思います。
弟子たちのイエスに対する姿勢は、み言葉を聞き、啓示を受け入れた信仰そのものでした。しかし、他の多くの人々の中には、イエスに対して「この国を変えてくれる革命家」のような誤解した期待を抱く者もいたようです。イエスはそのことを察知して、自分がメシアであることを誰にも話さないようにと弟子たちに命じたのかもしれません。
今日のみ言葉を聞いて、私たちは自分の言葉で「イエスはどのような人なのか」ということを現すことができるようになりたいと思います。』