2014年12月25日木曜日

主の降誕 夜半ミサ

主の御降誕おめでとうございます!

大雪に見舞われた一日でしたが、午後7時からのクリスマスミサには、信者の方、信者でない方もたくさん教会に訪れて、共にクリスマスをお祝いしました。

馬小屋には、幼子イエス様の御像が飾られました。



今日のクリスマスミサは、勝谷司教様と後藤神父様の共同司式により行われました。



侍者も先日デビューした子供たちが勢ぞろいしました。



勝谷司教様のお説教の概要をご紹介します。


『クリスマスは私たち日本人にとっても特別なシーズンです。
ほとんどの日本人はクリスマスに喜びを分かち合います。
しかし、クリスマスの商業主義を批判する信者も少なくありません。かつて私もそうでした。けれど、これは宣教という視点からは大きなアドバンテージになることです。
日本中これほど多くの人々が、キリスト教に好意を持っているということなのですから。このチャンスに、私たちキリスト者は、本当のクリスマスの意味を知ってもらうために教会の外に出向いていくことが必要です。
私が司教に就任してから1年以上が経過しましたが、司教の職務の他に、日本カトリック正義と平和協議会の担当司教になっています。そのため、この一年の間に様々な国や地域の方々との出会いがありました。かつて日本では、キリスト教の宣教は難しいものと思っていましたが、イスラム世界などの厳しさと比較すると、日本ほど宗教に寛容な国はないと気付かされます。
教会が正義と平和を語るとき、それは特別な政治スタンスを取るということではなく、苦しむ人々の代弁者となるということがキリスト者の使命になります。
大切なことは、人々の苦しみに関心を持ち続ける意思と共同体的意識です。
今日の福音(ルカ2・1-14)では、ヨセフとマリアを断った宿屋の主人は、悪意からではなく”知らなかった”という理由からでした。それは私たち自身の姿とも重なります。人と人との関係は、外に出て出会い知り合うことから始まります。
新しい年は、外に出向き、多くの人たちと知り合い、分かち合える年となるよう祈りましょう。』

御ミサの後、祭壇前で聖歌隊、ボーイスカウト、教会学校の皆さんが勢揃いして、聖歌が披露されました。


その後、場所をカテドラルホールに移し、ささやかなお祝い会が行われました。