晴天にも恵まれ国際色豊かな、にぎやかな1日となりました。
主日ミサは、後藤神父様と森田神父様の共同司式により行われました。
後藤神父様の日本語による福音朗読とお説教の後、森田神父様が英語で朗読とお説教を行いました。
(後藤神父様のお説教は、最後にご紹介します)
御ミサの後、11時からチャリティバザー「カテドラル祭」が行われました。
北一条教会の信徒、英語ミサグループ、聖園幼稚園の子供たちと父兄の皆さんが大勢集まり、にぎやかな一日となりました。
教会中庭では談笑の輪が拡がっていました
教会玄関正面
教会学校の紙芝居
後藤神父様のお説教を紹介します。
『先日、全国の典礼担当者会議に行ってきました。教区の100年記念式典が終わった午後から、(東京の)会場に向かいました。今年は40数名の担当者が全国の教区から集まりました。毎年開催されている典礼担当者会議ですが、今年はいつもより出席者が多かったと、会議の冒頭で聞きました。それは昨年からローマ・ミサ典礼書の総則の一部が変わって、信徒の皆さんにもお伝えしましたが、ミサの中で動作の一部が変わってきました。福音を聴く前に額、唇、胸に十字を切るのもそのひとつ。私の着ているこのカズラも、ミサの際に着用することになりました。こういった内容の一部が変更になったこともあり、たくさんの神父さんが集ったのです。私にとってちょっと違った印象をもったのは、その会議の中に6、7ヶ国の神父さんたちの姿も見られたことです。それぞれの外国の神父さん方は、教区の中で「式長」と言われる役割を担っていました。随分、時代が変わってきた印象のひとつと感じられます。元々はきっと日本人の神父さんが「式長」を担っていたと思われますが、それぞれの教区によっては、外国の神父さんが役割を担って進めているという現実もみられました。
そういう意味では今日のミサもまた、国際色豊かな合同のミサとなっています。私たちは日曜日ごとに集まり、心を合わせて祈りを捧げるこの教会。この教会の聖堂は10月には100年の献堂記念日を迎えようとしています。そして、献堂100年を迎える年の今年のバザーは11回目を迎えています。天候にも恵まれホッとしています。
祈りで始まる今日の一日。教会を訪れる人には平安があるように。教会に留まる人には喜びがあるように。お帰りになる方には神の祝福がありますように、こう祈りたいと願います。
昨日から会場づくりのために役員、関係者が忙しく働いておりました。そうした同様の祈りが神に奉献できるように、私たちの心をもっていきたいと思います。そして、その奉献が豊かな実りを結びますように。共に祈り合いたいと思います。
先週は教区100年の式典がありました。私たちの教会もそれにあわせて献堂100年という年ですが、小さな共同体から出発したはずの教会であったと思われますま。記念誌をみますと私たちの北一条教会は創成川添いにある信者さんの自宅から出発したと記録があります。そうした一般の自宅、家庭から始まったこの教会は、こうした大きな共同体となって100年を迎える。先人たちの想い、そして祈りが 私たちの心に受け継がれていると思います。この100年を迎える私たち教会のモットーは、その伝統、その信仰を次の世代に繋げたいと掲げています。私たち一人ひとりの信仰の中にも、先人から受け継いだ多くの信仰の実りを受け継いでいると思います。そうしたことを考えながら私たちはこの献堂100年を迎えたいと思っています。
今日の福音で語られます。教会を訪れ、そして教会に集う私たちは神に導かれる99匹の羊ではないでしょうか。私たち一人ひとりも99匹の羊の中の一匹にすぎないと思います。長い人生を歩んでいく中で様々な出来事に遭います。喜びも苦しみもその中に繋がっていきます。時には99匹の一匹であった羊がその仲間から外れてしまう。また、悔い改めが遅れてしまう
一匹の羊となりかねません。ですから、99匹の羊の中の一匹であった自分がもしかすると、仲間から外れてしまう一匹の羊になってしまう可能性も持っています。社会の中で言葉はきついかもしれませんが、落伍者になってしまう自分かもしれません。今日のみ言葉を良くかみしめたいと思います。神は誰一人も見失うことなく、いつも私たち一人ひとりを導いてくださる。
迎え出てくださる方。そのことを私たちはいつも心に留めていたいと思います。たとえ道から外れても、悔い改めることによって再び神の愛を生きる一人に、神の愛を生きる家族の一人になるとができる。99匹の羊にまた戻れます。神の世界には落ちこぼれ、落伍者はいない世界です。私たちはそのことを心に留めて、神様に感謝しながら神の教えに近づきたいと思います。
今日、天候に恵まれた私たちの教会のバザーです。訪れる一人ひとりが神の家族、兄弟であることを心に留め、その出会いを大切にする一日でありたいと思います。訪れる人に平安、留まる人に喜び、帰られる人に祝福を共に祈りながら、今日の一日を過ごしたいと思います。』