3月24日(水)午後2時 札幌カテドラル カトリック北一条教会において、勝谷司教様の司式により、札幌教区 終身助祭叙階式および朗読奉仕者選任式が執り行われました。
非公開のため、約20名の司祭と、家族、修道者、教会信徒など50名程が参加しました。
おめでとうございます。
- 終身助祭叙階者 ジョルジュ 桶田 達也 氏(当教会出身)
- 朗読奉仕者選任者 ペトロ 千葉 充 神学生
桶田助祭は、小野幌・江別・大麻教会の担当助祭として赴任されることが決まりました。
叙階式での勝谷司教様のお説教をご紹介します。
『勝谷司教説教(終身助祭に向けて)
札幌教区の信者の皆さん、そしてご親族・友人の皆さん、桶田さんは間もなく助祭団に加えられます。彼がどのような奉仕の務めを行うために叙階されるのかを共に考えてみましょう。
叙階を受ける者は聖霊のたまものに強められ、神のことばと祭壇に奉仕し、愛のわざに励み、すべての人に仕えて、司教とその司祭団を助けます。また、祭壇に奉仕する者となって福音を告げ知らせ、ささげものを準備し、主の御からだと御血を信者に授けます。さらに、助祭の奉仕職には、司教から命じられたことに従って、信者にも信者でない人にもよい勧めを与え、聖なる教えを伝え、祈りを司式し、洗礼を授け、結婚に立ち会って祝福を与え、死に臨む人にキリストの聖なる糧を授け、葬儀を司式します。助祭は、使徒たちから伝えられた按手によって聖別され、祭壇にいっそう固く結ばれて、司教あるいは主任司祭の名によって、愛のわざに奉仕する者になります。したがって、このすべての務めを神の助けによって果たし、仕えられるためではなく仕えるために来られたキリストのまことの弟子であることを示すものが助祭なのです。
ところで、助祭に叙階される桶田達也さん、これらの奉仕の務めに対してどのように行動したらよいかを身をもって主は示してくださいました。助祭は弟子たちの中で、仕える者となられたイエス・キリストの役務者ですから、心から神のみ旨を行い、主に仕えるように、人々にも愛と喜びをもって仕えてください。だれも二人の主人に仕えることはできません。ですから、あらゆる汚れと貪欲は、偶像に仕えることであると考えてください。
あなたは、かつて使徒たちによって愛のわざに奉仕する者として選ばれた人々のように、人望があつく、聖霊と知恵に満たされた者でなければなりません。信仰に根ざし、これを土台にして、キリストの役務者、神の秘義を人々にもたらす者にふさわしく、神と人々の前で汚れのない者、非の打ちどころのない者として自らを示してください。また、福音の告げる希望から目をそらさないでください。あなたは、福音を聞くだけではなく、福音に奉仕しなければならないのです。清い心で信仰の秘義を保ち、口でのベ伝える神のことばを行いで示してください。こうして聖霊によって生かされるキリストの民は、神のみ旨にかなう清いささげものとなり、あなたも終わりの日に主を迎えて、「忠実な良いしもべだ。よくやった。主人と一緒に喜んでくれ」という主のことばを聞くことができるでしょう。』