2013年10月6日日曜日

10月6日 年間第27主日「からし種一粒ほどの信仰」

今日の主日ミサは、勝谷被選司教と祐川主任司祭の共同司式により行われました。


福音朗読では、ルカ福音書17章5-10が朗読されました。

祐川神父様のお説教では今日の福音について、とても分かりやすい例え話を交えてお話されました。


「現代の人が、17世紀の江戸時代の日本にタイムスリップしたと想像してみてください。
そこで、現代から持参した新聞を読んでもらったとします。そこには江戸時代の人々には、想像もつかないような理解不能なことばかりが書かれており、きっと相手にもされないことでしょう。
しかし、それから3世紀の間に、人類は当時では想像だにできない、不可能と思えるようなことを実現してきたのです。飛行機、スペースシャトル・・・。それは、微かな希望や可能性を捨てずに信じて進んできたからこそ達成できた業といえます。
翻って、30世紀の世界を想像してみましょう。そこでは、現代に至るまで一向に止む気配がなかった差別や争いごとが無くなり、真の平和な世界が訪れているでしょうか?
そのことの実現には、イエス様が自らを犠牲にして、私たちに示してくださった「愛」の教えと、神の国の到来を、決して諦めることのない「からし種一粒ほどの信仰」を持ち続け育んでいくことがいかに大切なことか・・・。
イエス様は言われます。
もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。

私たち共同体も、これからどう歩んでいったらよいのか、一緒に考えていきましょう。」

閉祭前のお知らせでは、勝谷被選司教様の司教叙階式が、いよいよ1週間後に迫ってきたことに、「今は空座のカテドラル司教座に、いよいよ着座される日が来ることになります。今座っている席も今日で見納めとなります。」とユーモアを交えてお話されました。


今は空座の司教座(十字架下)と、勝谷被選司教様

お知らせ

DVD鑑賞会
10月20日(日) この日は午後から白石墓地と里塚墓地の合同墓参が行われます。
主日ミサのあと、カテドラルホールでDVD鑑賞会が行われます。
当教会の主任司祭 祐川神父様のフィリピン「イースタービレッジ」での活動のご様子を記録したものです。合同墓参に参加されない方もどうぞご鑑賞ください。


コンサートのご案内
11月2日(土)14:00~ カトリック北一条教会聖堂
「歌と祈りの集い」 ~主のみもとに召された人々に永遠の安らぎを~
入場無料です。どなたでも鑑賞可能です。