司教様のお説教では、時折ユーモアも交えながら、次のようなお話がありました。
司祭に叙階して初めて、主任司祭として就任したのが夕張教会でした。当時の夕張教会は、聖堂をはじめ併設する保育園など建物の老朽化が著しく、あちこち雨漏りがする有様でした。
私は、この教会を地域の人たちにも役立ててもらえるような開かれた教会にしたいと思い、資金の当てもないまま、信徒総会で教会の改築を決めました。いざ決めたのはいいが資金をどうするか。
しかし、その後、通常かかる費用の半額程度で請け負って下さる業者の方が現れたり、また、教会が運営する保育園出身の地元の方々から思いもよらないほどの寄付も集まり、実現することができたのです。
一見、困難だと思われるようなことでも、それが神様が望まれていることなら、良い方向に私たちをお導き下さるのです。
札幌教区もこれから新らしいビジョンのもと動き出す時が来ますが、その実現には様々な困難が伴うことと思います。しかし、それが正しい道であるなら、必ず神様がお導きになります。
ミサの後、カテドラルホールで「イースタービレッジ 復活と希望の村から」のDVD鑑賞会が行われました。これは、祐川神父様がフィリッピンで立ち上げたイースタービレッジの記録です。
午後からは、バスをチャーターし、白石墓地と里塚墓地での合同墓参が行われました。
祐川神父様からのお知らせで、毎年カトリック札幌教区として行われている高校生主体のフィリピンエクスポージャー募集の案内がありました。来年の1月2日から11日までイースタービレッジで行われる予定です。教区と教会から参加費の助成もあるとのことです。
詳細の案内は、教会ホール掲示板をご覧ください。