今日のミサは勝谷司教様の司式でした。
司教様のお説教の一部をご紹介します。
先日、札幌教区主催のフィリピン・エクスポージャーを終え帰国したところです。
残念ながらこの教会からの参加者はありませんでしたが、毎年、参加した若者達からは、「生き方が変わるような体験だった」という声が聞かれます。
恐らく彼らは、これから今回の貴重な体験を生かして、社会や共同体の中でこれまでとは違った目線で関わりを持っていくのではないかと考えています。
しかし、人というものは他者に対しては、一度固定したイメージを持ってしまうと、その後のその人の変化をなかなか受け入れられないという性向があります。
それが神様の導きによる良い変化であるなら、足を引っ張らずに応援していくという寛容さが私たちにも求められています。
今日はイエス様が洗礼者ヨハネによって洗礼を受けられたことをお祝いする「主の洗礼」の祝日です。
マタイ福音書(3・13-17)では、イエス様が洗礼を受けた際の様子が描写されていますが、それは聖霊の働きによるイエス様の内面の変化を表しているものと推察されます。
聖霊の働きは、水面に落ちた雫が波紋のように静かに拡がっていく様子に例えられるように、徐々にその人の内面を変えていくものです。
洗礼には、自らの罪を認め悔い改め、救いを得るという個人的な意義がありますが、イエス様は神の子なので、本来は洗礼を受ける必要はないはずでした。それなのに何故、あえて洗礼を受けられたのでしょうか?
それは、自ら市井の人々の中に入り交わり、貧しく虐げれている人々に救いをもたらすためであったのです。
私たちは今日のこの祝日に、このイエス様が示された洗礼の意味、すなわち社会や共同体の中での神の愛の実践について、改めて考えていかなければなりません。
【お知らせ】
- 明日は「成人の日」です。当教会でも7名の新成人の方々にささやかな記念品をお送りしました。
- ミサの後、降誕祭の馬小屋、クリスマスツリー、リース等の後片付けを行いました。
- 来週の日曜日は、ミサの後「雪割り」を行う予定です。お手伝いお願いいたします。