日本では12月25日が過ぎると一気にお正月色に変わりますが、降誕節は主の洗礼の祝日までです。欧米では公現祭に色々なお祝いをします、イタリアではベルファーナの祭りと言って良い子たちにお菓子を振舞って楽しみ、フランスではこの日に「ガレット・デ・ロワ」と言うお菓子を幾つかに切って皆で食べるそうです。お菓子の中にはフェーブ(そらまめ)と呼ばれる小さな人形が入っていて、フェーブの入ったお菓子に当たった子は王様(女王様)になれるそうです。各国で表現は様々ですが、主の公現をお祝いする気持ち、小さな子ども、小さなものを大切にする気持ちは同じですね。
ミサは森田神父様の司式でした。ミサのお説教の一部をご紹介します。
占星術の学者の事を「マギ」と言い、これはペルシア系祭司階級の呼称。占星術は、良く占いと誤解される事がありますが本来は天文学で、聖書では占いは否定されています。
私たちは理性を神様から与えられています、理性によって色々な状況を判断しながら正しい道を見つけることが出来ます、その際に信仰が大いに役に立ちます。
道を探すときは心を波立たせる様々な誘惑から離れ、心を穏やかにする事が大切です。
海の波が静まった時に月をはっきりと映し出すように、私たちの心が穏やかな時、平和を願う心、誠実な心、信仰の心によって自分たちの方向性を、色々な方の助言を仰ぎながら見つけて行くことが出来ます。その時に私達を常に導いてくれるのが神の御言葉です、神が私達を導いて下さる事を信じて行きたいと思います。
馬小屋「主の公現」