2013年12月29日日曜日

聖家族

今日は聖家族のお祝いの日です。
今日のこの日を、自分のかけがえのない大切な家族のことを想う日としませんか?

今日の主日ミサを司式された祐川神父様のお説教の一部をご紹介します。


私が施設長を任されているフィリピン イースタービレッジでは、
様々な事情によって家族と離れ離れになった子供たちを預かっています。
しかし、私たちが彼らに対してどんなに愛情を持って接しても、本当の家族とは違い、そこにはどうしても限界があります。
彼らにとって、設備の整った施設で、栄養のあるものを食べ快適に過ごせる環境も確かに必要なことだけれど、それにも増して何よりも大切なことは、家族の中で必要とされ愛情を受けて育てられることだと思っています。

イザヤ書49章14~15節にもこうあります。

シオンは言う。主はわたしを見捨てられた
わたしの主はわたしを忘れられた、と。
女が自分の乳飲み子を忘れるであろうか。母親が自分の産んだ子を憐れまないであろうか。たとえ、女たちが忘れようとも
わたしがあなたを忘れることは決してない。

たとえ貧しくても、家族に囲まれて生活していくことは、心の在り様のうえでも最も大切なことです。
このことを確信してるため、施設ではなるべく早く家族の元に戻れるよう、また里親を見つけるような努力をしています。

日本人は、言葉での愛情表現を得意としていませんが、
言葉以外での方法でもかまわないので、自分の家族に対して愛情を伝えることはとても重要なことです。
今日お集まりの皆さんも、今日のこの「聖家族」の祝日を、かけがえのない大切な家族のことを想う日とし、愛情を伝えるよう努めてみてはいかがでしょう。


【編集後記】
今年も残すところ、あとわずかとなりました。
当教会のホームページ、ブログ、フェイスブックの本年中の更新につきましては、
これで終わりになります。1年間有難うございました。
新年からは、また新たな気持ちで教会の近況や出来事についてお伝えさせていただこうと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
新年にまた、お会いしましょう!