北一条教会では十何年か振りに8月15日の日に、「聖母の昇天」の祭日をお祝いするミサが行われました。
そして、今日の御ミサの中で、3人の子供達の洗礼式、初聖体が行われました。
今日の日を迎えるために、一生懸命勉強していましたね、おめでとうございます!
後藤神父様は、入祭の歌の後、そしてお説教の中で、次のように平和の大切さをお話されました。
『聖母マリアは、教会そして私たちにとって特別な存在です。
聖母の被昇天をお祈りする8月15日は、私たちに日本人にとっても、終戦記念日、お盆、と特別な思いが訪れる日でもあります。
広島、長崎の原爆投下、そして戦争が終わって70年が経過したこの日、洗礼そして初聖体を迎えたこの3人の子供達が、70年後にも今日と同じような平和の中でこの日を迎えることができるよう祈りましょう。
平和への切実な願いの中で、日本の国の将来に不安を募らせるような問題も多く見え隠れしています。
平和のために努力することは、誰もが認めるところですが、なかなか思うように平和の実現に向かっていないジレンマに、私たちはいつも苦しみ、悩み、戸惑います。
戦後70年が経過し、日本人の人口の8割は戦争を経験していない世代になります。しかし、戦争がもたらす悲惨さを私たちは決して忘れてはいけません。』