今日のルカ神父様のお説教は、とても「ほっこり」する内容でした。
お説教の大要をご紹介します。
『北一条教会は、建物も教会らしく、また馬小屋も素晴らしいです。とてもうらやましい(笑)
今日の「主の公現」の祭日は、全ての人、全人類のために救い主である神が公に現れたことをお祝いする日です。
福音の「種」は、いろいろなところにあります。その中のひとつ、工藤直子さんという人が作った詩の一節を紹介します。
「ひなたぼっこ」 こねずみ しゅん という詩です。
「でっかい うちゅうの なかから
ちっぽけな こねずみ いっぴき
みつけだして
おでこから しっぽのさきまで
あたためて くれるのね
・・・・・・
おひさま
ぼく
どきどきするほど うれしい」
この作者の方は、キリスト教の信者かどうかはわかりませんが、この詩からは、神様の温かい愛、神様の愛は一人一人のひとに向けられている、ということが伝わってきます。
神様は、ちっぽけな僕を全宇宙のなかから見つけてくださる。ちっぽけな僕のことも忘れないでいてくださる。
今日の福音で、占星術の学者たちが見た「星」。それはただの夜空に輝く星の光ではなく、心を照らす信仰へと導く光でした。
ある信者さんから聞いたお話をご紹介します。
その信者さんのご家族は、おじいちゃん以外、みな信者でした。おじいちゃん以外の家族は食事の後、みなで夕べの祈りをするのが日課になっていました。ある日のこと、4歳の孫がいつものようにみなで夕べの祈りを捧げようとしていたところ、ひとりで新聞を読んでいたおじいちゃんのそばに来て、「じぃじ、お祈り!」と言ってきたそうです。
おじいちゃんは、その孫の一言をきっかけに、ある日のこと、近くの教会に立ち寄って洗礼志願者の勉強会に参加することにしたそうです。
今日の第2朗読「使徒パウロのエフェソの教会への手紙」では、「あなたがたのために神がわたしに恵みをお与えになった・・・」とあります。
パウロがキリストの恵みを与えられたのは、「パウロ自身のため」ではなく、パウロをとおして「皆のために」ということです。
この一年、まだキリストを知らない人たちのために、私たちも神の温かさを伝えていくことができるように願って、歩んでいきましょう。』