2020年1月2日木曜日

1月1日(水)神の母聖マリア「世界平和の日」

明けましておめでとうございます。
新しい年が神の豊かな恵みに満ちた年でありますように。
午前10時から湯澤神父様の司式により元旦ミサが行われました。


また、ミサの中で一足先に新成人の祝福がありました。教会からお祝いをお贈りしました。おめでとうございます。


この日の湯澤神父様のお説教の大要をご紹介します。

『8日たってとありますが、イエス様の御降誕から8日目のことです。この福音は、クリスマスの早朝のミサで読まれる箇所です。早朝のミサは行っているところが少なく、聴くことがないかもしれません。
 今日の福音で大事なところは「飼い葉桶に寝かせてある」ということがキーワードになっています。マリアとヨセフがベトレヘムに着いて、子供を生んで飼い葉桶に寝かせました。天使たちが羊飼いに現れて、その赤ちゃんがイスラエルの救いの徴、メシアの徴となったことを伝えています。そういうことから重要な言葉になっているのです。

  この話しにはひとつの背景があって、イザヤの預言です。イザヤは当時の人々の信仰を嘆くのです。動物だって自分の飼い葉桶を知っている。しかし、イスラエルの人たちは自分の飼い葉桶を忘れてしまっている。しかし、ルカは今はそこを探し当てる時代になっている。それが喜びとなっているんだと書いているのです。
   
 救い主の到来の喜び。念頭に相応しい箇所であります。新しい年に向かう。キリストに出会うことができる。それは、象徴的なものは十字架、復活。でも福音書こそイエスに出会うことができる。パウロが言っている福音そのもの。
  私たちはこれを聴き、これを受け入れるとき、神にキリストに会うことができる。そういう素晴らしい時代が到来している。
  そのことは私たちの双肩にかかっている。そういう意味で新しい年を身を粉にして、方向性を見失わないように歩んでいきたいものです。』