2014年4月18日金曜日

主の受難の祭儀(聖金曜日)

今夜は「主の受難」の祭儀が行われました。この祭儀は、ことばの典礼、十字架の崇敬、聖体拝領の3部からなっています。
昨日から引き続き、勝谷司教様と地主司教様の司式により行われました。
ヨハネ福音書 18章1節~19章42節(主の受難)が朗読されました。

十字架の顕示


十字架の崇敬


勝谷司教様によるお説教の一部をご紹介します。

『この教会の聖堂にかかげられている十字架は「復活の十字架」ですが、1ヶ月ほど前から祭壇の横に行列用の十字架も置くようにしています。私たちはキリストの十字架をシンボルとしていますが、その核心は十字架に磔にされたイエス様の無力で惨めな姿の中にこそあるのです。私たちが信じている全知全能の神は、幾多の哲学者でさえ的確に表現しきれない存在ですが、イエス様が人間という形で来られたことで、神の本質であるアガペー(神の無償の愛)を身近に感じ信じることができるのです。その神の本質を最もよく現しているのが十字架上のイエス様です。
私たちに対する神の慈しみに感謝し、これから十字架の崇敬を行います。』