2015年11月3日火曜日

11月2日(月) 死者の日


諸聖人の祭日の翌日、11月2日 18時30分から「死者の日」のミサが行われ、平日の月曜日にもかかわらず多くの方々が共に祈りを捧げました。
亡くなられた共同体の兄弟姉妹、恩人、友人、知人・・・・、それぞれの信徒の思いが込められた650名の故人の名前が記載された名簿が奉納され、諸聖人や殉教者のとりなしによって、罪が清められ天上の教会に招かれることを祈りました。



後藤神父様のお説教の概要をご紹介します。


今聞いたみ言葉(ヨハネ6・37-40)、そこにはイエスの御心がありました。
「わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」
皆が、永遠の命を得ることがイエスの御心です。小さな人に対してもイエスに対すると同じように接した、そのような人が神の右に招かれたという聖書のみ言葉があります。
天上の教会に入れるかどうかは、今の世での人の生き方。そのようなことを私たちは考えざるをえません。神の目には全て見えているということを心に留めておかなければなりません。
教会は、この世の教会、煉獄、天上の教会、この三つが一つであり、諸聖人や死者も私たちと共にあります。
昨年から教会では、亡くなられた身近な人たちの名前を書いた名簿を奉納することにしており、今回も650名もの名前が書かれていました。死者に思いを馳せ、眠りについた愛する人々が、諸聖人や殉教者のとりなしによって、罪が清められ天上の教会に招かれることを祈りましょう。
死は誰にでも訪れるものです。その時が来れば死を受け入れるしかありません。今は送る側の人でも、やがて送られる人となります。永遠の命ということからすると故人たちは私たちよりもほんの少しその時期が早かっただけ。しかし、死というものは悲しみで心が揺れるものです。
私たちは信仰を見つめ、死の向こうに永遠の命があること信じ、祈り続けなければなりません。