1月17日(日)主日ミサの様子 松村神父様司式
ウルバン神父様からいただきました年間第2主日の福音メッセージをご紹介します。
出会い 年間第二主日 2021. 1. 17
今日共にヨルダン川へ行きましょう。もう午後になって西風が吹い始めたので、気分が少し楽になりました。大群衆も弟子もいないのでその辺りは静かになった。洗礼者ヨハネと二人の弟子、アンドレとヨハネ、川沿いに休んでいた。“あの方は今どこにいるでしょうか、何をやっているでしょ言うか。もう一回会えるでしょうか”と、ため息の中に洗礼者の心から流れ出た。ヨハネは川の中のあの方との出会いを忘れることができません。その方の名前さえも知りませんが、いつかまた会うこと心から望んで、その日を待っています。
目を上げてみると、遠くから誰かが来るのを見ています。“もしかしたら、あの方ではないでしょうか。本当にそのとおりだよ”。感動と嬉しさで震えながらヨハネは二人に言った:“見よ、これは神の子羊ですよ”。三人はじっとイエスの近付いて来るのを見ています。ところがあの方が静かに左右を見ないで三人の前を通って行ってしまいました。その時二人の若い弟子は自分の先生ヨハネを全く忘れて静かにイエスに付いていきました。この方の不思議な神秘に心が捕らえられた。
しばらく後について歩いたら、イエスが振り向いて二人を見つめた。二人も足を止めて恥ずかしそうに足元を除いていた。声が聞こえた:“何を探しているのか”。何と答えたらいいかと困っていた。それで子供のように素直に尋ねた:“ラビ、あなたはどこに住んでいるのか”。イエスはこの素直な心の中から出た願いを聞いた時どんなに喜んだでしょうか。イエスの答えも二人の心の真中に入りました。“来なさい、そうすればわかるでしょう”。その時二人は急いでイエスのそばに来て、共に歩き続きました。その後どこへ行ったか、何を見たか、何を体験したか、二人は誰とも話しませんでした。
イエスとの出会いの美しさ、その深い感動を言葉で言い表せないのです。何も言いませんでしたが、心の中の力の泉とのようになりました。使徒ヨハネが何十年後この出会いについて書いたのは:“これは午後、四時ごろでした”。イエスとの出会い心の中で何十年生きていた。弟子たちにとって一生の思い出、心の中に抱く消えない宝です。私たちも二人の弟子のように探しに付いて行こう。イエス様も私たちの付いて来るのを待っています。いつかあなたにも、私にも振り向いて言う:“来なさい。そうすれば、分かる”。
何年前のことで、三日間の黙想会―マリッジエンカウンターの帰り道の時でした。車の中で9歳の息子は参加した未信者のお父さんに聞きました。“お父さん、イエス様が好き?”お父さんは返事しませんでした。しばらくたつと、子供はもう一度聞きました。“お父さん、イエス様が好き?” 返事はありませんでした。夜になって家に近くなった時、子供はもう一回聞きました。”お父さん、イエス様が好き?“ 返事は:”うるさい“。それで家に着きましたが、お父さんはドアを広く開けて、深いおじぎをしながら大きな声で言った:”イエス様、どうぞ、私の家に入ってきてください“。そのあと家族は家の中にはいりました。確実に、その時イエスは彼の家にだけではなく、彼の心にも入ったのです。復活祭の夜みなの前で聞かれた時 ”洗礼を望みますか“と、彼が ”はい、望みます“と答えた。彼もイエス様に出会って、喜びにあふれた。 ウルバン神父